社交ダンスの先生をやってて、何が辛いかって、そりゃ試験ですよ。
毎年、なんやかんやと試験の案内が舞い込んできます。
それに合格して、どうなるの?って感じのもあります。
でも団体に所属している以上、「テストあるよ~、受けてね~」って言われた、受けちゃうじゃないですか。
で、今回は採点管理の試験。
社交ダンスの競技会はスケーティングシステムを採用しています。
つまり、単純に審査員の点数を足し算するだけじゃないんです。
スケーティングの仕組みはだいたいこんな感じです。
A組のカップルのジャッジ採点が
1,1,2,2,2,2,2
B組のカップルのジャッジ採点が
7.6.1,1,1,1,7
普通だったらA組の合計が12点、B組は24点
だからA組がぶっちぎりの優勝だと思うじゃないですか。
でもね、この場合、1位を入れた先生の数を見るの。
A組は2人の先生が1位。でもB組は4人の先生が1位を入れてるんです。
7名のジャッジに対して、過半数のジャッジがB組に1位を付けているから、優勝はB組。
いくら他の先生が6位とか7位を入れてても関係ありません。
なんだか公平なような、不公平なような…。
こんな風に何かとややこしい基準があって、複雑怪奇に順位が決められます。
このややこしいルールを覚えて、鉛筆をなめなめ、電卓を叩きながら順位を確定するんです。
もちろん、今はパソコンでチャチャッと計算するんですけどね。
なかなか憂鬱なテスト勉強の真っ最中なのでした。